100回聞き【34】「自分をゆるす」 ～幸せの道とは自分を許すこと。類は友を呼ぶ宇宙法則。今のあなたに丁度いい～ 文字起こし（斎藤一人 さいとうひとり）

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100回聞き【34】「自分をゆるす」文字起こし

自分を許してあげる

はい、おはようございます。

100回聞きシリーズです。
1か月間に、このテープも100回聞いてください。

今日の話は「自分を許す」ってことです。
で、自分を許さないと、どういうことが起きるか？

よくあの、「人が許せない」「自分が許せない」って、いろいろいるんだけど、
「許す」ということは、
「自分はもう、こういうだらしがない人間で」とかさ、
「こういうとこが、私許せないのよ」っていう人がいるんだけど、
そういう自分を許してあげる、ってことなんです。

「何やっても長続きしないのよ」とか、
「小さいときからいろいろやったけど、全部上手くいかないのよ」
まず、そういう人を許してあげること。

自分を許せない人は、他の人も許せない ～親も上司も完璧じゃない～

で、これ何が大切かっていうと、
自分を許せない人って、
自分だけを許せないだけじゃないんです。

聞いてると、
「あの人も許せない。この人も許せない。自分の親も許せない」

で、自分の親も完璧じゃないんです。
だらしがない親だったり、

それから、自分のとこの会社の上司だと、上役だって、
もうだらしがないんですよ、えばりんぼうだったりね。
ちょっと金持っちゃったら、なんつうの、横柄な態度とったり。

ところが、「そういう人を、どうするんですか？」っていうと、
許してあげるんです。

出来ないなら、出来ないでいい ～向かないから、他の仕事ありませんか？～

仕事すると、なかなかこう、上手く行かない。
で、上手くいかないから、
じゃあ許して、なんつうの「もうこれやめます。でいいんですか？」って言うんだけど、
結局出来ないんだよね？

出来ないんなら、出来ないでいいのよ。
会社の人に、
「すいません、あたし　これ向かないから他の仕事ありませんか？」とか、
「どうしても、これ出来ないから、他の仕事ありませんか？」って、言って、次の仕事をやればいいんだよね。

出来ない人がノイローゼになったり落ち込むと、周りの人が迷惑する。

「それを、出来ない自分が許せないんです」って、
出来ない上に、会社でグジュグジュしてられると、ホントに周りの人、迷惑するんだよ。

もし、自分が上役だと思って、
で、その人出来ないんだよね？
で、出来ない上に、
「なんで私は出来ないのかしら？」とか、
ノイローゼになったり落ち込まれたりすると、ホントに困るんだよ。ねっ。

だから、そういうことは、やめて、
出来ないなら、出来ないでいいから、出来ない自分を許してあげて。

許せない状態だと体が硬直する ～肩や体が凝ってる人は、自分を許せないか、人を許せない～

それで、今、医学的にもいろいろ分かってきて、
許せない状態だと、交感神経ってのが、ブーっと発達するから、体が硬直するの。

だからよく、
「肩がバリバリなんです、身体がバリバリなんです」って人は、
自分を許せないか、人を許せないの。

許すと体が緩む ～「許す」とは「緩める」という意味～

そういう人って、許すと身体が、ブワーっと緩むようになってるの。ねっ。
「許す」っていう意味は、「緩める」っていう意味なの。

そうすると、副交感神経がブワーっと発達して、
免疫力が強くなって、身体の悪い病原菌やっつけたり、健康なったりするのね。

なかなか病気が治らない人ってね、何かが許せない ～何かが悪いとは許せないということ～

なかなか病気が治らない人ってね、何かが許せないの。

だから、中には、
「あの人許せない。この人許せない。会社のあの人許せない。まったく日本の政治家は何やってんだ」って、
「もう、国が悪い、何が悪い、何が悪い、かにが悪い」って言う、
「悪い」ってことは、その人が「許せない」んだよね、って。

そうするとその、「これは許せない。あれが許せない」って言いながら、ずーっと酒飲んで。
で、酒飲みやぁ身体は緩むんだよね。血行良くなるから。

だとしたら、ホントは「あれも許す。これも許す」って言ったら、
もう神経から何から、全部緩めたほうがいいのに、
緊張させながら、緩めることしてるってのは、
アクセル踏みながら、ブレーキ踏んでるようなもんで、
そういう酒の飲み方してっと、非常に身体に悪いし、二日酔い起こしたりするよね、って。

だから、まず自分を許す。
まず、自分を許す訓練することだよ。

許せない人は精神論をやって自分を苦しめる ～許せない人が精神論読んでも許せない～

それから、許せない人は、いろんなことを許せない人は、
苦しくなっちゃって、精神論やる人がいる。

それで、精神論やると、どうなるかっていうと、
「もう親が、お母さん許せないんです、お父さん許せないんです、身内のあれをこうでこうで許せないんです」
っていう人が、精神論読むと、
精神論読んだって、許せないんだよ。

すると、「自分はなぜ精神論までやってんのに、この人許せないんだろう？」って、
精神論をやって、今度自分を苦しめるんだよね。

どこまでいっても自分を許すしかない ～自分を許せたら、人を許せるようになる～

「精神論をやっても、私は許せないんです」
「自分も許せないし、人も許せないんです」
って言ったら、そういう自分を許すの。

「許そうと思っても、まだ許せないんです」
って言ったら、そういう自分を許すの。

で、どこまで行っても自分を許すしかないの。
で、そうすると、人も許せるようになるよ、っていう。

ただこれだけの事で、
許せば、緩むの。ねっ。

類は友を呼ぶ

自分を許せない人の周りには、許せない人がいる ～釣り合っている～

そうすると、「人生ってどう変わるんですか？」っていうと、
今までこの世の中には、
「類は友を呼ぶ」
という宇宙法則があるの。

そうすると、「自分を許せないんです」って言ってる周りには、必ず、
会社で人のこと、こう怒鳴りつけてばっかしいる人って、人を許せない人がいるの。
で、自分は自分を許せないの。釣りあってるの。

「怒鳴ってる人は、人を許せないんだよね」って。
「あんたは自分を許せないんだよね」
要は、許せない人同士が集まってるの。ねっ。

自分を許すようになると、許せる人が集まってくる

で、そういう人ばっかし集まってくるから、
まず自分を許すようになっちゃうと、
なぜか自分を許せる人が集まって来るの。

で、人まで許せるようになってくると、
人を許せるようになってくる。

あなたは千手観音「次の手、次の手」

許せない肩も心も固まり、動けなくなる

で、「許してばっかりいたら、人って何にも出来ないじゃないか」って言うけど、そうじゃないの。

人間っていうのは、許せないと固まるの。
肩も凝る、何も、実は、心も固まっちゃうの。

で、固まってるときっていうのは、動けないの。
だから、ホントは行動も何も出来ないの。

固まったままでは上手くいかない

で、その固まったまま、
「このままじゃいけないから、なんかしなきゃ」って言って、
何か習い事行っても、何も、こう上手くいかないの。

なぜかっていうと、
手足縛られたまま習字、習いに行ったって上手く出来ないんだよね。
ボクシング行こうが、剣道行こうが、空手習いに行こうが、何も上手くいかないんだよ。
あの手もこの手も出せないの。

許せない人は一個の手も出せない

人間ってのは、千手観音さんて、手が千本ある観音様があるのね。
あれは
「私を拝めば、千の手で救ってくれる」
って言ってるんじゃないの。

あなたの中に千手観音がいて、
「この手がダメだったらあの手、一個に対して千のやり方がありますよ」
「千のやり方を出しなさい」って言って。

でも、許せない人は、自分も許せないし、人も許せない人は、
ホント一個の手も出せないの。

だって、縛っちゃってんだもん。
で、手はあるの、でも固まってるの。ねっ。

首、肩、腰が凝る人は許せない人がいる

「首が凝るんです。肩が凝るんです。腰が凝るんです」
必ず、許せない人がいる。ねっ。

「頭が痛いんです」
頭の中の脳が凝っちゃって、血がいかないの。

「目上の人で、許せない人いませんか？」
首ってのは、頭と胴体を繋ぐの。ねっ。
「ってことは、何ですか？」って言うと、他人との人間関係を表すの。

だから、人間関係において首が凝ってしょうがないとしたら、
「人間関係で、許せない人いませんか？」

自分も人間関係 ～自分という人間との関係が上手くいっていますか？～

自分も人間関係なんだよ。
わかるかい？

「自分という人間との関係」が上手くいってないと、
「自分が許せないんです」って言ってると、首凝ってくるよね。
「人が許せない」って言うと、これ人間関係なんだよ。

腰って言ったら、自分より下だよね。
目より下なの。
目下の人で、腹立ててる人いませんか？

腹が立つとは許せないということ

子供に、子供が腹立っても、
「腹立ってる」っていうことは、「許せない」ってことだよ。
「許せない人いませんか？」ねっ。
それを許してみるの。ねっ。

落ち着いて教えればいい ～腹立ててる間に教えればいい～

で、「許す」ってことは、よく言うの、
「許すってことは、放っておくんですね？」とか
「何もしないんですね？」って、

そんな冷たいこと言ってんじゃないの。

怒らないで、目下の人だったら
「これとこれはこうだよ」って、
落ち着いて注意をすればいいんだよね。

教えればいいだけのことなの。
腹立ててる間に、教えればいいの。

言い方を変える ～次の手、次の手。何度も同じことを言ってちゃダメ～

それで、「いや、教えても言うこと聞かないんです」
そしたら、言い方が悪いの。

で、だって、昨日と同じ注意の仕方しなかった？
一昨日と同じ注意の仕方しなかった？ねっ。

「何度言わせるのよ」ってことは、
何度も同じことを言ってますよね。

言い方変えてないの。
この手出したら次の手、その次の手、次の手って、
次の手、次の手。
「今度はどういう言い方しようか？」
「こういう言い方しようか」
「ああいう言い方しようか」って。
そうすると、自分の勉強にもなるの。

すると、楽しみにもなるの。
「今度は、なんつってあげようかな？」とか、ねっ。

まだ一手しか出してないのに、腹ばっかし立ててるけど、
あなたは千手観音だよって。
千の手を出せばいいの。ねっ。

だから、次、次って出すの。

で「なぜ出ないんですか？」っていうと、
1個出したとき「もう許せない」って、
もう、次の手固まっちゃってるの。
だから、それじゃぁダメなんだよって。ねっ。

だから、目下の人に腹立てるよりも、教えればいいの。
で、順、順と、こうやって教えてれば、親子やなんかなら良くなって、切って切れない人だったら。
で、縁の切れる人だったら、ねっ。

今のあなたに丁度いい ～あなたに丁度いい人しか出てこない～

あなたに怒らせる人、何度注意されても言うこと聞かない人、
ワンパターンで、1回注意するたびに、頭へ血のぼらせてる人と、つり合いがとれてるの。

「今のあなたに丁度いい」って言って、
あんたに、丁度いい人しか出てこないの。

わかるように説明してあげようと思ったとき、人が変わるか、縁が切れていなくなる

だから、同類なの。
だから、自分が腹立てるんじゃなくて、わかるように説明してあげようと思ったとき、
その人が変わるか、縁が切れていなくなるの。ねっ。

だって、未熟だと思わない？
「腹立てちゃいけない」
「じゃ！ほっとくんですね！」
って、もう挑戦的だよねって。

よくそういう人、いるの。
俺が教えてあげると、そういうこと言うの。
それって、意見じゃなくて、あんた絡んでんだよねって。
そういう生き方、よしなって。ねっ。

自分を許すと、体が緩んで幸せになって、いいことがいっぱい起きる

それより、自分を許しなって。

で、「あたし人のこと絡むのやめられないのよ」
そしたら、そういう自分を許しな。
そしたら、ファーっと緩んだとき、きっとそういうことしなくなるから。

だから、自分を許そうねって。
自分を許すと、身体も緩んで、幸せになって、
いいことがいっぱい起きるの。

今の状態で許す ～起きる現象が全部変わる～

「この状態じゃ許せない」って言うけど、
その状態で許してごらん。

自分を許して、人を許してみな。
現象が、全部変わるから。うん。

今のあなたに起きてる現象は、
今のあなたに丁度いいから起きてんの。
つり合いがとれてるの。

だから、自分を許せるようになった人間に、起きる現象が全部変わるの。ねっ。

で、もし変わんなくても、変わんないその世の中を許してあげてごらん。
そしたら、また変わるから。

必ず変わるんだよ、って。
で、幸せになるからね。

幸せの道とは自分を許すこと

幸せの道とは、自分を許すこと。
で、出来たら人も許すこと。
で、それが出来なかったら、出来ない自分を許すこと。

そしたら、周りに出来ない人がいっぱい出てくるから、
そしたら、その人たちも許せるの。
そうすると、現象が変わるよ。

自分一人じゃないよ。
世の中の現象が変わる、目の前が変わるよ。

っていうことでーす。