100回聞き【21】「すごく簡単に幸せになる方法」～これを知って不幸になることはできない。知らずに幸せになることもできない～ 文字起こし（斎藤一人 さいとうひとり）

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100回聞き【21】「すごく簡単に幸せになる方法」文字起こし

足るを知る ～これを知らずに幸せになることは絶対できない。これを知って不幸になることもできない～

はい、おはようございます。
100回聞いてくださいの話です。

今すぐ、誰でも、一瞬にして幸せになれる。

で、このことを知らないで、幸せになることは絶対出来ないし、
このことを知って、不幸になることは絶対できませんよ、っていう話です。

で「これは何ですか？」って言ったとき、
幸せになる為には、人は「足りるを知る」っていうことなんですね。

で、「足りるを知るっていうのは、何ですか？」っていうと。
ご飯食べて、「あぁ、おなかいっぱいになって、幸せだなぁ」
って言えば、足りるを知ってるの。

足るを知らないと際限なく追い掛け回す。それで自分を追い詰める。

ところが、
「なんだ、こんなつまんないおかずで、俺はアレが喰いたいんだ、コレが喰いたいんだ」

で、洋服着てんのに、ねっ、
「あのものが欲しいんだ」ねっ。

車乗ってても、
「こんな安い車じゃ嫌なんだ、あの車が欲しいんだ」ねっ。

で、その車手に入れると「その上なんだ」「その上なんだ」って、ねっ。

「家がなきゃダメだ、家だってこんなんじゃ嫌だ」

足りるを知る、っていうことを知らないと、
際限なく追っかけ回すの。

それで自分を、どんどんどんどん追い詰めちゃう。ねっ。

今幸せになって、明日に向かっていく ～これを手に入れたら幸せは、自分を追い詰める～

だから、足りるを知るを知ってると、
あぁ、なんていうの
「今日もご飯食べられて幸せだなぁ」とか。

で、今幸せになって、明日に向かってくならいいの。

今は不幸だけど「これを手に入れたら幸せだ、これを手に入れたら幸せだ」って言うじゃない。
すると、自分を追い詰めちゃうんだよね。

お金をかける愛情はツラい。子供がかわいそう

子育てする人も、よく考えてもらいたいんだけど、
子供が生まれたとき、自分の子供の指数えたでしょ？

「あぁ、指があってよかった」「手があってよかった、足があってよかった」
いろんなとこ見て、五体満足だけで喜んでたんだよね。

そうすっと今度、それが忘れちゃって、
「早くハイハイすればいい」ねっ。
「数学も出来たらいい、英語も出来たらいい、体操も出来たらいい」

足りるを知らないの。

で「お母さん頑張ってパートして働くから、あんたにもお金いくらでもかけてあげるからね」
って、それ親の愛情みたく思ってるけど、
その愛情をかけられた子って、すごいツラいの。

で「やれば出来るから、やれば出来るから」って。
やったって、出来ないんだよ。ねっ。

勉強でも駆け足でもそうなんだけど
「頑張って駆けりゃあの子抜けるから」ったって、
抜けないんだよ。抜けりゃぁ、抜いてるんだよ。
わかるかい？

お母さん、自分で学校行ってみな。自分でやってみな。
金さえ出してあげれば、ピアノなんか上手になるんじゃないんだよ。

才能があるんだよ、駆け足だって才能あるんだよ。
それを言ったら、子供はかわいそうなんだよ。

いい子ほど板挟みになる

親の期待は裏切られない。ご飯も喰わしてくれる。
お母さん大好き、お父さん大好きなんだよ。
だから、期待に応えたいんだよ、誰だって。

でも出来なくて、学校で成績が追い詰められて、ちょっなに、ねっ
板ばさみになっちゃうんだよ。
いい子ほど、板ばさみになっちゃうんだよ。

「私は子供のために頑張ってる」は、子供を追い詰めてる

すると、ある日、「お母さん、学校行かない」とかって言うんだよ。
「ちょっとしたことことで、行きたくなくなったのよね」

ちょっとしたことじゃないよって。
ちょっとしたことだったら行ってるよ、って。
何バカなこと言ってんだよ、って。

「私は子供の為に頑張ってる」
追い詰めてんじゃないか、あんた。って。

この前もこういうのがあってね、
もうすごく、お母さんの期待に潰されそうになっちゃって、
ズーッとうつむいてんの。

で、お母さんの、親の期待に応えられないと、
親を責めないからいい子ほど「自分がダメだ」って、
だんだん自分嫌いになっちゃうの。

で、自分が嫌いだから自信なくなって、
こうやって、うつむいてんの。

愛情という武器を振り回すのをよしな ～子供の顔が苦痛にゆがんでたらつらいんだよ～

である日ね、
「自分を許すって言ってごらん」って言ったら、
なかなか言えないの。

「私、自分が嫌いなんです」って。

そしたら、お母さん
「えっ、あんた自分のこと嫌いだったの？」
って、そんなことも分かんないんだよ。
あんた、親だろ？って。

どこまで子供を追い詰めるの？って。
愛情という武器を振り回すのをよしな。

子供が、顔が苦痛にゆがんでたら、つらいんだよ、って。

あんた生まれたとき、五体満足でもう喜んだろ？って。
次から次ぎ、次から次ぎって欲出して、何する気なんだよ？って。
それに応えられる子なんか万人に一人だよ？

親が見事に働いて、立派に自分の姿を見せな。それが教育。

頭がいい子で中学校で1番って、じゃ高校のいいのに行く。
そこの高校は、全国から頭のいい子が来るんだよ。
そこで1番とると、じゃ今度東大目指せ。
そこには、全国から頭のいい子が来れるんだよ、

そんなとこで１番なれないよ。
どこまで期待するのって。

子供に期待するんだったら、
親が見事に働いて、
立派に、立派に自分の姿を見せな。
それが教育だから。

「私はいいのよ、あんた頑張んなさい」
って、子供を馬みたく走らすのやめな。
子供がつらいから。

足るを知らないと苦しむ ～自分もそうだし、人にかける期待もそう～

人は、みんな、足りるを知るの。ねっ。
だから、私もそうだし、人にかける期待もそうだよ。

お互い、足りるを知らないと、苦しくなって、
たった一回の人生を苦しむの。ねっ。

期待かけちゃいけないんじゃないよ。

期待に応えるほど、才能のある子もいるんだよ。ねっ。
だけど、遺伝子だからね。

お母さん、自分のことよく思いな。ねっ。
お父さんも思いな。
そこからやりな。ねっ。

【因果の法則】一番可愛がらなかった子に、最後に世話んなって死んでいく

それから、お父さんもお母さんも東大でも、勉強に向かない子も出るの。
そういう子って優しいんだよ。

兄弟でも、2人いて、ホントに、
例えば、長男が利口だとかつって、
もう「この子、この子」って誉めまくって、
もう一人弟は「お前はまったくだらしない」とか「妹はバカだ」とか、いろんなこと言って、
可愛がらなかった人に、最後に世話になるんだよ。

これが因果の法則なの。

で、さんざん「いい子だ、いい子だ」って可愛がった人は、
親のこと見向きもしないの。

それで、一番、子供が10人いても5人いても、
一番可愛がられなかった子に、最後に世話んなって、親は死んでいくんだよ。

だから、あなたが世話んなる子は、
一番デキが悪いと思ってる子なの。

それが因果の法則なの。
因果って、なぜかそうなの。

えー、なんか熱がこもってしまったんですけど、
幸せになってもらいたいからしゃべってます。

ありがとうございます。