100回聞き【18】「人は天に可愛がられている」～いとも簡単に幸せになる方法。いい執着と悪い執着～ 文字起こし（斎藤一人 さいとうひとり）

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100回聞き【18】「人は天に可愛がられている」 文字起こし

相手に執着しちゃダメ ～世の中には執着しなきゃいけないものと、しちゃいけないものがある～

はい、おはようございます。

今から話すはなしは、「人は天に可愛がられている」という話しをします。

これがわかると、
「あーそうか、いとも簡単にこんなに幸せになっちゃうのか」っていうことですね。
で、そういう話をします。

まずはちょっと関係のない話なんですけど、
やがてつながってきますからね、聞いてて下さい。

世の中には執着しなきゃいけないものと、しちゃあいけないものがあるんだよって。

あのー、テレビやなんか見てて、こう、殺人とかあるんですけど、
意外と多いのは、あのー、別れ話。

で、お互いがこう、最後にはこう言い合って「俺が正しい」とか「おまえが正しい」とかってなっちゃうんですけど、
あまり相手に執着しちゃダメなんです。

どういうことですか？っていうと、

「どっちが正しい、あっちが正しい」って言ったって、
仲悪くなってきたら別れりゃいいだけのことで、
あまり執着しちゃいけないんだよね、
っていうことを言ってるんですけど、

相手が幸せになることに執着しなきゃいけない

あのー、「どっちが正しい」とかって言い出して、執着しちゃいけないんだけど、
「執着しなきゃいけないことって、男女間で何があるんですか？」って言ったとき、
「相手が幸せになればいいんだ」
「人を幸せにしたい」
っていうことに、執着すればいいんだよね。

だから、その人が一生懸命幸せになることに顔晴（がんば）っていくじゃない。
そうすると、それでも別れたいんだったら、
別れりゃ幸せになるんだよね、相手が。

だから「相手が幸せになることに執着しなきゃいけないんだよ」ってことを言いたいの。

今までの古いやり方に執着しちゃいけない ～常に新しいやり方を出す～

あの、仕事に一生懸命執着することは必要なの。

で、一生懸命仕事に執着するのはいいんだけど、
「執着しちゃいけないものってなんですか？」って言ったとき、
仕事って、人様の役に立つと儲かるようになってるんだよね。

ところがそれが、儲からないとすると、
今までの古いやり方に執着しちゃいけないんだよね。
常に新しいやり方を出してかないと、いけないんだよ。

あんまり執着しちゃダメだよね。

執着する理由 ～自分に執着し過ぎると間違いが起きる～

ところで「なぜ人は変なことに執着しちゃうんだろう？」
自分の意見に執着する。

男と女でも、「どうしてもお前は俺のそばにいてほしいんだ」とかって、
結局、自分に執着してるんだよね。

で、この世の中って、間違いは、自分に執着し過ぎると間違いが起きるんだ
っていうことを言ってんだよね。

あなたは天に可愛がられているとは？ ～ほっといても生きていられるようにできている～

で、このテープの、「あなたは天に可愛がられている」って何を言いたいんですか？っていうと、
あなたは自分のことに執着してるけど、
自分は実は、神に守られてるんだ。

いいですか、あなたがどのくらい守られているか言いますよ。

あなた今息してるけど、その空気吸おうと思って吸ってんじゃないよね。

黙ってても吸ってるんだよね、ねっ。

で、もうちょっと経つと、きっとあなた「お腹減った」って言い出すんだよね。
で、おなかが減ると、お腹が減ったって分かるようにできてるの、ねっ。

で、食べたもんを勝手に排出、消化吸収してくれて、
おしっこになったり、うんこになったりして出ていくんだよね。

別にあなた努力してないんだよ。
努力してなくても、ちゃんとそれを消化吸収して、おしっこがしたくなると「おしっこ」って、ねっ。
うんこしたくなったら「うんこ」って、わかる？

暑きゃ、汗かくよね、
寒くなったら「おお、寒いなあ」って。

全然寒いのがわかんないで、そのまま凍死しちゃいましたとかって、
そりゃ山の中で極限的な状態でもあれば起きるけど、寒かったら服着るよね。
暑きゃ脱ぐよね、ねっ。

おおよそ、あなたのことは、ほっといてもちゃんとそういう風になるようにできてるの。
わかるかい？ねっ。

あなたが愛さなきゃいけないのは周りの人 ～神に愛されてるから、その愛を分けてあげる～

そうすると、それ以外のことは、
周りにいる人、愛情っていうのは「愛」といって、
自分をあまり愛する必要はないよって。

あなたは神に愛されてるの。

あなたが愛さなきゃいけないのは、周りの人なの。

で、周りの人に、その愛を分けてあげなって。

よく、「一生懸命こうやってテープ入れてて、何か得があるんですか？」って、
別にないのこれ。
売るわけでもなきゃ、なんでもないんだよ。ねっ。
このうなずく話だって、一生懸命うなずいてたり、いろいろするんだよ、ねっ。

よく話を聞いてもらえない人の特徴 ～相手のために一生懸命喋っている人と、自分を偉く見せようと喋っている人はえらく違う～

で、よく、執着って話なんだけど、
ひとりさんの話はよく聞いてくれるけど、よく話し聞いてもらえない人っているんだよね。
それってなんでか？って言うと、

勿体つけてしゃべるとか、偉そうにしゃべるんだよ。
だから、その会話を通じて、自分を偉く見せようとするんだよ。

で、あまりにも相手のために一生懸命、一生懸命ね、一生懸命こう喋ってる人と、
自分を偉く見せようとして喋ってる人と、
えらい違いなんだよ。

周りの人にできることをすればいい

そんなことしなくったって、
天があなたを可愛がってるんだから、
もう、あなたは周りの人にできることをすれば、
それでいいんだよって。
わかるかい？

で、天が我を可愛がってくれるんだ。
だから、余ってる力は、人様の役に立とうって。

自分のことしか考えないから、一銭も持っていない

よく、んなぁ、なんつーの「自分のこと考えないで、人のこと考えてやんな」とかって言うと、
「そんな一銭にもなんないようなことしたくない」って言うけど、
「そういう考えだから、お前一銭も持ってないんだよ」って。ねっ。

で、「いくらかもらったらお前人が感心するような話出来るのか？」って。
「試しに一万円やっから喋ってみろ」って言ったら、
ろくな話できないんだよ。

で「くだらないこと言ってないで、人様の喜ぶことをしろ」って。

のびのびしてる会社は、必ず新しい言葉が出てくる ～去年と同じこと言ってたら死んでる木～

いいかい。さっき、会社でも、
「うちの会社古い体質だから」って、
「いや俺は年寄りだから」って言う人いるんだよ。

だけど、人間は成長する動物なんだよ、ねっ。
あのー、1000年も経ってるような木だっで、縄文杉だって、
去年と同じ葉っぱがついてるわけじゃないんだよ。

千年前と同じ葉っぱがついてるわけじゃないんだよ、なっ。
「くすのき千年、今年も変わらぬ若葉かな」って、
こう、新しい葉っぱがでるんだよ。

で、木にとって葉っぱだよな。
俺たちにとっては言葉なんだよ。

言葉という葉っぱなんだけど、
これが去年と同じこと言ってたら、
死んでる木だよ。

10年前で、常に新しい言葉、常に新鮮なのが出てれば、
古い会社だってのびのびしてるんだよ。

のびのびしてる会社は必ず、
新しい言葉が出てくるんだよ。ねっ。

自分を可愛がっている人は見苦しい

天に俺たちは可愛がられてんだから、
天に可愛がられてるうえに自分の力を使って、
すべてで自分を可愛がってくと、
天から見てようが周りから見てようが、見苦しい。ねっ。

「自分は天に可愛がられてんだ」って、少しは周りの人のね、こと考える。
わかるかい？

人が不愉快にならない、爽やかになるオシャレをする ～人に自慢して、人をやっつけることばかり考えるのをやめな～

オシャレしちゃいいけないんだ、
オシャレだって、自分のことだけ考えてる人と、
人が不愉快にならないように、人が爽やかに思うようなオシャレ。

それが、ヘタな奴だと、「私のやつ、このオシャレどうだ」って、
人に自慢して、人をやっつけることばっかし考えるのよしなって。
人をやっつけたいってのは、自分が可愛いからだろって。

あなたはすでに天から可愛がられてんだから、
そんなにまでして自分を可愛がる必要ないの。

それで、まわりに向かって愛情出して。

「うわ～、綺麗だなぁ」と思うような言葉を出す

それで、もう一つ、毎年毎年「もう歳だから」とか
「もういくつだ」とか言わないで、ねっ。

木だって新しい葉っぱ出してんだから、
まして万物の霊長の人間が、
常に新しくて、青々して、みずみずしくて、

もう、あの若葉を見た時に、
心が「うわ～、綺麗だなぁ」と思うような言葉を出してくださいって。

それが、天から可愛がられてる俺たちができることなの。

で、なんかこのテープ支離滅裂になっちゃったかもわかんないけど、
とりあえずは、ひとりさんは今日も一生懸命喋ってるから、
それに免じてこれも100回聞きましょうっていうことでーす。

はーい。